代表戦、ビルドとローグの戦い
前回に引き続き、代表戦3回戦、ビルドとローグの戦い。ビルドがローグを場外に放り出して舞台は屋外になっている。ラビットラビットフォームのビルドの攻略データをローグに転送する内海。ローグは転送されてきた情報をもとに、北都のものだったダイヤモンドボトルを使用して戦いに臨む。ラビットラビットフォームの動きを完全に読めるようになったローグはビルドに対して優位に戦いを進めていく。
苦戦するビルドを見て不思議に思う石動美空と万丈龍我だったが、滝川紗羽の口からは淡々と「自分がビルドのデータを西都に渡した」という話が繰り出される。
紗羽の回想シーン
場面は桐生戦兎がハザードフォームでも自我を保てるようにする新アイテムを完成させて代表戦の会場へ向かおうとするところまで戻る。
自分が難波重工で特殊訓練を受けて育った「難波チルドレン」だということを戦兎に告白する紗羽。が東都に捉えられそうになった時、難波重工が自分を見捨てようとしたと悟った紗羽。難波チルドレンであれば東都に捕まる前に自ら命を絶つべきだったが、戦兎や美空、龍我と過ごした時間で「家族のぬくもり」を知ってしまったため、自決することが出来なかったと語った。
紗羽の父親が難波重工で爆発事故に巻き込まれたというのは嘘だと知っていた戦兎。自分の嘘を知っていてなぜ泳がせていたのかと問う紗羽に、「仲間を信じるのは当然のことだ」とカッコよく言う戦兎だった。
脅されてデータを渡した紗羽
場面は代表戦会場に戻る。何故西都にビルドのデータを渡したのかと紗羽に詰め寄る美空。
難波会長は鍋島の家族を人質に取り、一家の命と引き換えにビルドの新強化アイテムのデータを寄越すように紗羽に要求してきたのだ。
完全に動きを読まれているためラビットラビットフォームのビルドはローグに対して劣勢の戦いを強いられる。優勢となっているローグは、過去の虚栄心に満ちた甘い自分を捨てて自分の力でこの国を治めるのだと意気込む。
タンクタンクフォームへの変身
その頃前回雑居ビルのようなところに入って行っていた猿渡一海はガーディアン達を倒して鍋島一家を無事救い出していた。鍋島が助かったことを紗羽経由で知った戦兎は新アイテムを使ってタンクタンクフォームへと変身する。
「さあ、実験を始めようか」
青いタンクタンクフォームへと変身したビルドはローグに対して有利に戦いを進め、ローグを圧倒していく。
ラビットラビットフォームのデータのみ難波重工に渡し、鍋島を救出した後タンクタンクフォームに変身するというのは戦兎の考えたシナリオだったのだ。
タンクタンクフォームの圧倒的な強さでローグは変身解除され氷室玄徳の姿に戻る。変身解除により東都の勝利が確定し、代表戦は2対1で東都の勝利となった。
勝利した東都首相の氷室泰山は自分の息子である氷室幻徳に「もういいだろう、東都に帰ってこい」と手を差し伸べるが、幻徳はその手を振り払い立ち去ってしまう。
東都に敗北しうろたえる西都首相
完全に勝つつもりでいた西都首相の御堂正邦は東都に敗北したことでうろたえる。西都が負けたら北都を元に戻し、パンドラボックスを3国共有の財産としなければならない約束だからだ。
うろたえる西都首相に愛想をつかす難波重工会長。そこにスタークが登場する。おまえは用済みだと言い毒針を西都首相に刺すスターク。西都首相は消滅してしまう。
スタークの顔面変更術により難波重工会長の顔が御堂正邦に変更される。「難波重工が本気の戦争を教えてやる」と不気味に笑う御堂正邦の顔をした難波会長だった。
次回予告
次回第29話「開幕のベルが鳴る」
「スカイウォールの惨劇」ふたたび!
???「パンドラボックスの力だよ」
スターク「地球も火星と同じ運命を辿る」
戦兎「そんなことはさせない!」
美空が3変化!?
???「我が名はベルマージュ」
感想
せっかく戦争が終わってかずみんも北都に帰れるかと思いきやまだ戦争続くんかい!
っていうかもしかしてこの作品この後ずっと戦争続く?(もう戦争飽きた)
前回(第27話)のあらすじと感想はこちら!