トラックボールマウス4機種自腹買い!使い心地を徹底比較しました!

トラックボールマウス4機種自腹買い!使い心地を徹底比較しました!

トラックボール自腹使い比べ

私は元々関節が弱く、数年前に手首を「尺骨突き上げ症候群」と診断されてからは特に手首を使い過ぎないように気を付けています。

今年に入ってから、マウス操作で手首にかかる負担が気になり始めました。まだ炎症を起こしている感じではありませんが、このままマウスを使い続けたら間違いなく手首の関節を壊すと思います。

そこで、手首で本体を動かす必要のあるマウスをやめて、手首を動かさずに操作できるトラックボールマウスに変更することにしました。

理想のトラックボールマウスに出会うために自腹で様々なトラックボールマウスを買って試したので、その結果をお教えします。

前提条件として、わたしは女性で手が小さめです。手袋を買う時は女性用のSサイズを購入します。男性の方が読む場合は、大きさについての記述はあまり参考にならないかもしれませんが、ご了承ください。

ロジクール ワイヤレストラックボール M570t:★★★★☆

ロジクールM750tを購入

まず最初に買ったのがワイヤレストラックボールの定番でもあるM570tです。

 

良い点

・カーソル位置の微調整がスムーズに出来る
・スクロールが快適
・ボタンに好きな機能を割り当てられる

悪い点

・本体が大きすぎる
・ボールの青い色が気に食わない
・レシーバーがUSBスロットを1個塞いでしまう

評価

★★★★☆
ベストセラーだけあって、カーソルの動きやスクロールには全くストレスを感じません。ただ、女性の小さな手には14.5cmの本体が大きすぎると感じました。ただ、2か月ほど使って手になじんでくると不思議と「大きすぎる」という不満もなくなってきました

あと個人的にボールの青色が気に入らず、目に入るたびに嫌な気分になるのでボールだけはぺリックス の赤いボールを別途買いました。

 

 

ナカバヤシ Digio2 Q 小型トラックボール Bluetoothマウス:★★☆☆☆

ナカバヤシDigio Q2を購入

最初に買ったM570t が大きすぎたので、2台目はなるべく小さい物を!と思いナカバヤシのDigio2を購入しました。

M570t が14.5cmだったのに対してDigio2は9.5cm5cm程度小さいので期待して使ってみたのですが・・・

良い点

・Bluetooth接続なのでUSBポートを塞がない

悪い点

・手首に近い部分が高すぎて全く手にフィットしない
・カーソルを左右に動かす時ボールの動きがぎこちない

評価

★★☆☆☆
本体が小さければいいってモンでもないみたいです。小さくなった分手のひらの手首側のフィット感がゼロで落ち着きません。1か月ほど使ってみましたが手に馴染むことはなくお蔵入りになりました。指先側のフィット感は良かったので残念です。

Kensington オービットワイヤレスモバイルトラックボール KT-2352:★☆☆☆☆

ケンジントン ワイヤレストラックボールの感想

ナカバヤシのDigio2での失敗を活かして、今度は手のひらへのフィット感を店頭で徹底的に試してから購入を決めました。

ケンジントンの有線トラックボールを昔使っていた経験があり、メーカーへの信頼感が強かったことも購入の後押しになりました。

良い点

・手のひらにあたる部分がツルツルで気持ちいい
・手のひらの手首側のフィット感は最高

悪い点

・カーソル位置の微調整が難しい
・ボタンが2個しかないのはやっぱり不便
・スクロールがぎこちない

評価

★☆☆☆☆
カーソルの微調整もしづらいし、スクロールもぎこちない(設定を変えても無理)です。ポインティングデバイスとしての最低限のラインを満たさない製品だと感じました。

昔使っててよかった、というイメージ先行で買いましたが、実際に製品を使った結果「今のケンジントンはこんなもんか」とメーカーのイメージが塗り替わる結果になりました。

これもお蔵入りです。

Logicool ロジクール MX ERGO:★★★★★

MX ERGOを購入

ここまで3種類のトラックボールマウスを試してきて、未だに理想の1台に出会えていません。ただ、1台目に買ったロジクールのM570t が最初は「大きすぎる」と感じていたのに2か月ほど使い込んだ結果手に馴染んできて、違和感を感じなくなっていました。

そこで同じロジクールの上位機種、MX ERGOを購入してみることにしました。「これを最後にトラックボール難民から脱したい!」と思って購入したMX ERGOの使い心地は果たしてどうだったのでしょうか。

 

良い点

・小指側に20度傾斜を付けられるのが手首にやさしい
・カーソルの繊細な制御がしやすい
・ボタンの数が多い
横スクロール(チルト機能)もできる
・Bluetoothが選べるのでUSBポートを塞がない

悪い点

・本体にUSBケーブルを挿して充電するのが不格好だし面倒
・ボールの色がグレーで地味

評価

★★★★★

さすが一番高いだけあって、不満点がないです。カーソル制御も思い通りだし、スクロールもスムーズです。

お好みで本体を20℃傾斜させられるという点も、手首の負担を減らせて良いです。

他の商品は乾電池式だったのに対して、MX ERGOだけは充電式です。本体にケーブルを挿して充電するのが面倒ですが、そのデメリットをはるかに上回るストレスのない使用感が圧倒的に気に入りました。

これを1台目に買っておけばよかった…と若干後悔しました。

おわりに

トラックボールマウスは職場用と自宅用2台必要なのですが、結論として

職場用:ロジクール M570t
自宅用:ロジクール MX ERGO

の2台を今後使って行くことに決めました。

ロジクール M570tはAmazonで4,500円程度(2018年9月現在)で買えることもあり、トラックボールが初めてという方や、とりあえず安価で間違いがないトラックボールを買いたい方に自信をもっておすすめできます。ベストセラーの名に恥じない、操作性とコストパフォーマンスを兼ね備えた機種です。

 

 
一方のロジクールMX ERGOは、M570tの上位機種。お値段はAmazonで9,500円前後(2018年9月現在)と、M570tの倍以上します。既にほかのトラックボールを使っていて不満がある方や、最強のトラックボールを探し求めている方はMX ERGO一択になると思います。ちなみに、手のひらに触れる部分のプラスチックの触感もMX ERGOのほうが高級感があって触り心地が良いです。

 

 

今回すべて身銭を切って試してみました。職場用については会社の経費で買えばいいのでは?とも思ったのですが、経費で買ってしまうと「手に合わなかったからやっぱもう1台!」と言い出しづらくなるので全て自分で買ういばらの道を選びました。

その結果4台試して、手首の負担が最小限になる環境を手に入れることが出来たので結果的には良かったと思っています。

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