お遍路を88箇所回り切った人は、高野山の奥之院(和歌山県)にお礼参りへ行き、そのことを弘法大師様に報告するしきたりがあります。
88箇所回り切ったその足でそのまま和歌山県を目指す人もいますが、わたしは一旦家に帰って、高野山は後日改めて行くことにしました。
高野山金剛峰寺へ
お遍路を回り切ったのが6月で、高野山へ行ったのは9月になります。
まずは高野山金剛峰寺にお参りします。
高野山金剛峰寺の御朱印はこちらです。
高野山奥の院へ
高野山奥の院までは、森の中にお墓や慰霊碑がたくさん立ち並ぶ場所を2kmほど歩いていきます。
途中、織田信長や豊臣秀吉の墓などもありました。
高野山奥の院の御朱印です。
奥の院の御影(みえ/おすがた)もいただきました。
これで無事、弘法大師様にお遍路の報告を済ませることができました。
巴陵院 宿坊に宿泊
夜は巴陵院(はりょういん)というお寺の宿坊に泊まりました。安さ優先で選んだ宿坊です。非常に古い建物で、最低限の設備といった感じでしたが、修行の続きだと考えれば特に不自由も感じません。
夕食と朝食は精進料理でした。
上の写真は夕食です。
宿の古さを物語るようなお部屋の案内図。
洗面コーナーに置いてあるコップも昭和58年と年代物でした。
公衆電話コーナーもレトロです。
本棚には仏教関係のさまざまな本があり、部屋に持ち帰って読めるようになっていました。
宿代が安いのは助かりましたが、写真からも分かる通りかな~り古い宿なので、人に薦められるかというと答えはNOな宿でした。
おわりに
四国88箇所を回り終えたことをお大師様に報告するために高野山へ行ってきました。
和歌山県の山奥のほうまで行くのは今回が初めてでした。
お遍路終了から3か月経っていたこともあり、完全に旅行気分で行ってきたのですが、宿泊した巴陵院には朝の勤行(護摩焚き)があり、お遍路で宿坊に泊まった時のことを思い出させてくれました。