こんにちは、ちはです!
ゴールデンウィークに奈良旅行に行って、吉野葛で出来た葛スイーツを満喫してきました。今回はわたしが天極堂 奈良本店で食べた「葛もち」と「葛きり」のお味をレポートいたします!
井上天極堂とは?
井上天極堂(いのうえてんぎょくどう)は、1870年から奈良県の吉野地方で取れる「吉野本葛」にこだわって葛粉から葛製品までを一貫製造している会社です。
今回わたしが行ったのは「奈良本店」。東大寺からほど近い場所にあるため、東大寺からの帰りに寄るのにちょうどいいです。
真っ黒な外観の建物に入ると、手前は持ち帰り用の商品販売コーナーになっていて、奥にイートイン用のテーブルスペースがあります。
この日はゴールデンウィーク真っただ中ということもあり20分ほど待ちましたが無事入店できました。
メニュー
さて無事入店し席に着きました。ここ天極堂奈良本店ではスイーツ以外にも葛うどん等のお食事メニューもあり、どちらも食べてみたかったのですがやはりここはスタンダードにくず餅とくずきりを頼んでみることにしました。
頼んだものが来るまでの間、メニューの他のページも見てみたのですが、天極堂の吉野本葛への熱いこだわりが伝わってきました。
出されるお茶はブレンド茶。16種類の原料を使用しているということでしたが、残念ながらカフェインの苦みが強すぎてわたしの味覚には合いませんでした。
出来立て葛もちのお味は?
さてお待ちかねの葛もちが到着しました!
たっぷりの黒蜜の上に乗った出来立てホヤホヤの温かいくず餅、そして上にはきな粉がたっぷりかかっていて美味しそうです。早速いただいてみます。
出来立ての温かい葛餅というのは初めて食べたのですが、プルプルととろけるような食感が何とも言えません。
関東ではよく「船橋屋」のくず餅を食べていましたが、関東のくず餅とは比べ物にならないぐらい美味しいです。見た目の透明感も関東のくず餅とは全く違います。葛粉以外の混ぜ物が少ないと、こんなに美味しくなるのか!と驚きました。
黒蜜もサラサラとして上品な味で美味しいですし、きな粉は粒が細かくてくず餅のなめらかな舌触りを妨げずいい感じです。葛餅がこんなに美味しいということを人生で初めて知りました。
葛きりのお味は?
続いてもう1つ頼んだメニュー、くずきりのほうも食べてみます。
こちらはくず餅の温かいとろけるような柔らかさとは打って変わって、氷でキンキンに冷やされた葛のシコシコとした弾力性を味わうことができます。こちらも大変美味しいです。
黒蜜もちょうどいい甘さと粘度でくずきりの美味しさを引き立ててくれます。この黒蜜、葛切りを食べ終わった後は氷を浮かべて飲むことが出来ると店員さんに言われて飲んでみたのですが、氷で薄めた冷たい黒蜜も大変美味しかったです。
帰りにお土産も購入!
観光で疲れた体を美味しい葛スイーツで癒した後は、売店のほうで少しだけ自分用にお土産も買って帰りました。
様々な葛製品が売られている中から私がチョイスしたのは上の写真の4つ。左上から葛水羊羹、ぷるるん(葛ゼリー)、葛もち、葛湯です。
お土産に買った葛もちは「きっと店内で食べたのより味は落ちるんだろうな~」と思ってそんなに期待していなかったのですが、ほぼほぼ店内で食べたあの味を再現していて驚きました。
黒蜜もきな粉も、あの上品な風味をそのまま家で味わえました。「これならお取り寄せ(通販)で沢山買ってもいいかも…」というのが正直な感想です。天極堂の葛餅を知ってしまったらもう東京の葛餅は食べられないです。
おわりに
今まで関東で食べていたくず餅とは全然違う、吉野本葛の出来立てくず餅を体験して、わたしの中のくず餅の概念が変わりました。
皆さんも奈良に行ったら是非天極堂奈良本店に行って、出来立ての温かいくず餅を食べてみてください。葛の魅力に目覚めること間違いなしです!