【近鉄奈良駅周辺】柿の葉寿司3種を食べ比べてみた!どれが一番おすすめ?

【近鉄奈良駅周辺】柿の葉寿司3種を食べ比べてみた!どれが一番おすすめ?

こんにちは!ちはです。
ゴールデンウィークに奈良に行って、色んなお店の柿の葉寿司を食べ比べてきました。今回は近鉄奈良駅周辺で買える柿の葉寿司を食べ比べた結果、どこの店が一番美味しかったかをお教えします!

近鉄奈良駅周辺柿の葉寿司食べ比べ

柿の葉寿司の由来

柿の葉寿司とはその名の通り柿の葉っぱで包まれた押し寿司のことで、奈良県や和歌山県などを中心に昔から作られてきた郷土料理です。

江戸時代には現代のように冷蔵・冷凍トラックなど無かったため、サバの腹に塩を詰め込んで腐敗防止して運搬していたのですが、サバが奈良に着くころにはしょっぱくて食べられなかったためご飯と一緒に食べるようになったのが柿の葉寿司の起源だと言われています。

柿の葉には抗菌作用があることは昔から知られていたため、サバの強い塩気と柿の葉の殺菌作用で数日間日持ちする郷土料理として広く食べられるようになったそうです。

奈良で柿の葉寿司を食べまくろう!

さてそんな柿の葉寿司ですが、奈良には柿の葉寿司を作っているお店が多数あります。近鉄奈良駅周辺で手軽に買える柿の葉寿司といえば「たなか」「平宗」「ゐざさ」の3店舗が有名です。今回はこの代表的な3店舗の柿の葉寿司を食べ比べてみたいと思います。さっそく行ってみましょう!

 


 

たなかの柿の葉寿司は味が強め!

たなかの柿の葉すし

まずは近鉄奈良駅に着いてすぐ、駅前にある「柿の葉すし本舗 たなか なら本店」で柿の葉寿司を購入しました。なるべく具となる魚の種類が多いものが食べたいので、「さけ・さば・たい」の3種が入って14個入り2,355円のものを選択しました。

駅前で買った柿の葉寿司を若草山まで持ってきました。若草山を少し登った見晴らしのいいあたりでレジャーシートを広げてさっそく柿の葉寿司を頂いてみます。

若草山で柿の葉寿司を食べよう

さすが押し寿司、きっちり直方体のお寿司が綺麗に並んでいて見た目も美しいです。

見た目も直方体で美しい柿の葉寿司

下の写真の奥にぼんやり写っている紙に「どこに何が入っているか」の見取り図が書いてあり、柿の葉を開かなくても中の具材が分かるように配慮されています。

たなか 柿の葉寿司 鯛

鯛・鮭・鯖のセットということで、一番味が淡泊そうなから食べ始めました。鯛はあっさりしていましたが、きちんと酢と塩で味が付いており、一番柿の葉っぱの風味を味わえるネタでした。

たなか 柿の葉寿司 鮭

次に鮭・鯖と食べ進んでいきます。鮭にもしっかりと塩味が付いており、焼いてない塩鮭!という感じ。鯖はシメサバです。脂が乗っていて非常に美味しいサバでした。

たなかの柿の葉寿司の感想ですが、今回食べた3食の中でいちばん「保存食!」という感じがする、酢と塩が強めの昔ながらの柿の葉寿司でした。濃い目の味付けが好きな方におススメです。私は濃い味が好きなのでたなかの味がドンピシャでした。

 


 

万人受け間違いなし、平宗の柿の葉寿司

平宗 柿の葉寿司 店内

奈良滞在2日目は「柿の葉ずし 総本家 平宗 奈良店」に11:30の開店と同時に入って店内で柿の葉寿司を食べました

注文したのは「茶粥 柿の葉膳」1,200円。奈良名物の茶粥と柿の葉寿司が同時に楽しめるランチセットとなっています。

平宗 奈良店 茶粥 柿の葉膳

柿の葉寿司はさけ・さばの2種類の盛り合わせになっています。

平宗 奈良店 柿の葉寿司

平宗の柿の葉寿司のお味は、今回食べた3店の中で最もスタンダード、王道といった感じです。ネタもシャリも味付けが濃すぎず薄すぎず丁度よく、子供から大人まで万人が美味しく食べられるような味付けだと感じました。また、もっともシャリが柔らかかったのが平宗。歯が弱い方でも安心して食べられるお店だと感じました。

ゐざさの柿の葉寿司はあっさり系

中谷本舗 ゐざさ 柿の葉寿司

奈良から帰る前にもう1軒、中谷本舗(ゐざさ)の柿の葉寿司を買ってから電車に乗り、帰りの新幹線の中で食べました。ゐざさは近鉄奈良駅の構内に売店があるため、帰りの電車の時間が迫っていてもすぐ買えるのが嬉しいです。

ゐざさでチョイスしたのは初夏限定の「焼さば・炙りさけ・あなご」の5個セットと、「さば・さけ・たい・あじ」の8個セット。今まで行った3軒の中で一番具材の種類が豊富で攻めの姿勢がうかがえるお店です。

ゐざさ 初夏限定柿の葉寿司

今までの2軒(たなか、平宗)には無かった「あじ」から食べ始めてみます。あじ(鯵)の淡泊な味にほんのり酢と塩が乗っていてなかなか上品な味にまとまっています。鮭、鯖も他の2軒と比べると味付けが控え目であっさりしています。味付けが薄目だからなのか、ゐざさの柿の葉寿司には3店舗の中で唯一「しょうゆ」が添付されていました

初夏限定セットに入っていた「焼き鯖・炙り鮭」の2種は焼いたり炙ったりしたことで、より強く魚が持つ脂の旨味が引き出されていてこちらもオススメです。そして初夏限定セットに1個しか入っていない「あなご」ですが、甘いタレが乗っていてもうこれは柿の葉で包んだ普通のお寿司だ!という感じで美味しかったです。あなご以外のネタも、全体的に柿の葉寿司というよりは普通のお寿司を食べているような気分になるのがゐざさの特徴でした。でも、味付けが控え目な分、3軒の中で一番「柿の葉」の匂いを強く感じながら食べることが出来ました

 


 

まとめ

わたしが今回の奈良旅行で食べた3軒の柿の葉寿司の特徴を以下にまとめました。

店名 ネタの酸味 ネタの塩気 シャリの固さ シャリの味
たなか 強い 強い 固め 酸っぱめ
平宗 ふつう ふつう やわらかめ ふつう
ゐざさ 控え目 控え目 ふつう ふつう

わたしの味覚は「しょっぱいもの好き」なので、「たなか」の柿の葉寿司が個人的には1位でした。薄味好きならゐざさ、柔らかめのシャリが好きなら平宗など、是非あなたの好みにピッタリ合う柿の葉寿司を見つけてみてください!

 

 

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