わたしが去年買ってよかったものランキング1位のMOGUの抱き枕。
これを買ってから寝起きの身体のきしみもなくなりましたし、腰痛も軽減。
本当に良いものだと思うのですが、使い方によってはMOGUの抱き枕の効果を十分体感できないまま「大したことないな」と思って押入れの奥にお蔵入りになってしまうこともあると思います。
そこでこの記事では、MOGUの「気持ちいい抱き枕」の性能を最大限に引き出して快眠する寝方のコツをお教えします。
メーカーが推奨するMOGU抱き枕の使い方
まず最初にメーカーが推奨する寝方を見てみましょう。
画像引用元:メーカーホームページ
メーカーの説明文を読む限りでは「どっちを頭にして寝ても、好きなように使ってください!」という感じです。
が、ホームページに載っている一番大きい写真の寝方が上の写真のようになっているので、
カギ折れしている側が足のほう
というのがメーカーが想定している使い方なのでしょう。
わたしがオススメするMOGU抱き枕の使い方
さて、わたしがMOGUの抱き枕を買ってからいろいろと寝方を試した結果、上記のメーカー推奨(?)の寝方ではないほうが熟睡できることがわかってきました。
そのコツを一挙大公開します。
早速一つ一つ説明していきます。
①カギ折れしているほうを頭側にして使う
メーカー推奨の使い方ではどちらを頭側にしても良いと書いてありましたが、使い方画像の多くがカギ折れしていないほうを頭にして寝ている写真です。
このため、この写真を真似してカギ折れしていないほうを頭にして寝ている人が多いと思います。
しかしわたしは初めて試した時から「これはカギ折れしているほうが頭だな」と思ってそうしています。
②頭ではなく首をカギ折れ部分に乗せる
さてカギ折れしているほうが頭、と書きましたが、実際にこの部分に載せるのは頭ではなく首です。
枕に頭を乗せてしまうと、頭と肩の間で首が宙ぶらりんになってしまい、首に余計な力が入って首痛や肩こりの原因になります。
なので、わたしは頭ではなく首をカギ部分に載せるように心がけています。
③首はなるべく前に曲げずに真っ直ぐ!
さて、MOGUのカギ折れ部分に首を乗せました。
ここで横向き寝の人は首をぐぐっと前に丸めて寝たくなるでしょうが、そこをぐっと堪えて首は前に曲げずに真っ直ぐにします。
これは
- 首の後ろを通る自律神経を圧迫しないため
- 首を曲げると気道が狭くなって呼吸が浅くなるため
- 普段からスマホを見る時など首を前に曲げてストレートネック気味になりがちなので寝る時ぐらいはまっすぐにしたい
などの理由からです。
おそらく気道が広がって酸素取り込み量が増えることが最大の理由だとは思いますが、首は伸ばしたほうがわたしはよく眠れます。
いびきで悩んでいる方も横向き寝で首を伸ばす方法を試してみると改善するかもしれません。
④下になる腕は頭ではなく足の方に置く
左を下に寝ている場合なら左腕をどこに置くかという問題です。
メーカー公式ページの写真だと下側の腕を顔のほうに折り畳んで寝ている写真が多いので、これを真似ている方が多いかもしれません。
わたしは下側の腕を顔の方に持ってくると、顔と首に余計な圧迫感を感じるため腕は脚の方に下ろして寝るようにしています。
こうして顔と首の圧迫感を取り除くことで、肩こりが改善していると思います。
⑤両脚の間にきちんと枕を挟む
横向き寝で寝ている間に下側になっている脚は、上の脚の重さを寝ている間中ずっと受け続けてしまいます。
左を下にして寝ている場合であれば、右脚の荷重がダイレクトに左脚に伝わることで左脚の血行が悪くなったり、ヒザとヒザが重なって寝ていた場合などはヒザが痛くなったりします。
そこで脚の間にも確実にMOGUを挟んで寝る姿勢を取りましょう。
脚と脚の間にMOGUの抱き枕を入れて緩衝材として寝ると、左脚の血行が阻害されずに朝まで快眠できます。
⑥面倒がらずに寝返りをうつ
MOGUの抱き枕の唯一の欠点が寝返りの打ちにくさだと思います。
最初左を下にして寝ていたとして、明け方目が覚めて「右を下にして寝たいなぁ」と思った場合、MOGUを抱え込んだまま寝返りを打つと顔の上に枕が乗ってしまうため、枕を顔の下に持ってくる手間がかかってしまうのです。
ただ、この手間を面倒臭がって寝返りが出来ないままずっと左向きで寝るよりは、一手間かけて右を下に変えてから寝直したほうが身体の片側に血液が集中しないし、片側だけにずっと重みがかからないので「寝返りを打ちたい!」と思った時には面倒臭がらずに布団の中でモゾモゾと大移動をしましょう。
⑦必要だと思ったら上向き寝も取り入れる
せっかくMOGUの抱き枕を買ったんだから横向き寝したいですよね!
でも、一晩寝ている間には「あれ、ちょっと上向き寝したいな」という瞬間が訪れることもあります。
そういう時は、迷わず体の声に従って上向き寝しましょう。
ちなみに、上向き寝する時はMOGUのカギ折れ部分に頭を乗せて、本体部分を少し脇に避けてそのまま寝ます。
こういう時のためにも、カギ折れ部を頭側にしておいた方が便利だと思いますよ。
おわりに
人間の体には個人差があるので「絶対にコレが正解!」というMOGUの使い方はありませんが、わたしが試行錯誤を繰り返して辿り着いたこの寝方、ぜひ試してみてください。
もしかしたらあなたはまだMOGUの真価を発揮できていないだけかもしれませんよ。