14年使って愛着の湧いたバスタオルを泣く泣く買い替えた話

14年使って愛着の湧いたバスタオルを泣く泣く買い替えた話

先日、長年使ってきたバスタオルの端がすり減って破れ始めたので「ああ、いい加減バスタオル買い換えようかな」と思いました。

しかし、長年使い込んだバスタオルというものはどんどん柔らかくなって肌なじみが良くなっています。新しいバスタオルにしたら、また一からタオル育て直しかぁ…と思うとあまり気が進みません。

タオル買い替え

タオル、使えば使うほど愛着が湧いてしまう問題

わたしが一度気に入ったタオルを長く使い続けるのは今に始まった話ではありません。思い起こせば子供の頃から1枚のタオルに執着する子でした。

人生で最初に執着したタオル

一番古い記憶は、3歳か4歳の頃、1枚のフェイスタオルを肌身離さず持っていたこと。

そのタオルは白地に梅の木が大きく描いてある、何の変哲も無い綿のフェイスタオルでした。いつもそのタオルと一緒に寝て、風邪をひいて苦しい時などもタオルを握りしめて寝ていたのを覚えています。

そのタオルは結局ある日鼻血を出した時に鼻血まみれにしてしまい、親によって捨てられてしまいました。

もちろんわたしへの意思確認もありましたが、元々使い込んでボロボロだったこともあり、血まみれのタオルを捨てることに同意した記憶があります。

小学生時代を通して執着したタオルケット

それからのわたしはタオルケット大好き女になりました。

寝る時に布団に置いてある大きなタオルへの依存を強めていったのです。

このタオルケットは青と白の2色の糸で織られており、質感としてはあまり柔らかくはなく硬めでしたが寝る時はいつもこのタオルケットと一緒でした。

タオルケットというと夏場に掛布団の代わりに使うものというイメージが強いかもしれませんが、わたしは通年タオルケットと一緒に寝ています。

体に掛けるわけではなく、タオルケットを丸めたやつを抱っこして寝る、みたいな感じの使い方です。

小学校〜中学校に上がってからも使っていた青と白のタオルケットですが、こちらも最終的には洗濯でボロボロになり、端がほつれてきてしまい泣く泣く捨てました。

ライナスの安心毛布としてのタオル

ライナスの安心毛布とは、スヌーピーが主人公として知られるアメリカのコミックス「ピーナッツ」に出て来る男の子、ライナスが語源になっています。

ライナスは作品中、常に肌身離さず毛布を持ち歩いています。このため、子供が何らかのモノに執着することによって安心感を得ることを心理学上「ライナスの毛布」と呼ぶようになりました。

わたしの場合、まさにタオルケットこそがライナスの安心毛布だったのです。

中学生以降はさすがに1枚のタオルに異常に執着することはなくなりましたが、それでも

・タオルを長く使う習慣
・タオルケットを抱いて寝る習慣

この2つは身体に染み付いてしまい、大人になった今でも治りません。

スヌーピー―こんな生き方探してみよう (朝日文庫)

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  • 作者:ほしの ゆうこ
  • 出版社:朝日新聞社
  • 発売日: 2005-04-01

今使ってるバスタオルは14年目

さて、今回端が擦り切れてきたため買い替えを検討しているバスタオルですが、いつ買ったものかと思い返してみたら14年前でした。

14年前、スポーツジムに通い始めるにあたり

・薄くて乾きやすい
・バッグに入れてもかさばらない

という条件でバスタオルを探していた際、東急ハンズあたりで見つけたタオルだったと思います。

このタオルは片面がガーゼ、片面がパイル地になっているため、両面パイルのタオルと比べると厚みが半分程度になっています。しかも片側ガーゼなので乾きやすく、ジム用のバッグの中でもかさばりません。

わたしはこのバスタオルを3枚買って、ローテーションさせてジム用に使っていました。

そしてスポーツジムに行く習慣がなくなった今は、普通に家のお風呂用に3枚を使っていました。

同じタオルを長く使い続けるメリットとデメリット

ボロタオル

雑巾かよ!ってぐらいボロボロで写真を乗せるのも恥ずかしいですが、一応暗めに撮った14年目タオルの写真を載せておきます

同じタオルを長く使うメリット

・タオルがどんどん柔らかくなって肌馴染みがよくなる
・水分の吸収が早い

メリットはこの2点に尽きます。

洗えば洗うほど柔らかくなり、肌触り抜群で手放せなくなりますし、風呂上がりに体を拭くときの水分の吸収も早いです。

我が家では洗濯洗剤はすべて石けん洗剤を使っているのでこのような結果になりますが、合成洗剤を使っているご家庭だと「洗えば洗うほどタオルがゴワゴワになる」という場合もあるそうです。

我が家はもう合成洗剤なんて15年以上使ってないな〜、というほど石けん洗剤歴が長いのですが、タオルも何年経っても柔らかいままですし部屋干ししても全く臭くなりませんしガチでオススメですよ。

同じタオルを長く使うデメリット

同じタオルを長く使うことにはデメリットもあります。

・洗濯により生地が痩せてきて端が擦り切れて見た目が良くない
・カビが繁殖しやすくなる

まず、14年も洗濯し続けると生地がすり減ってきます。すり減った部分から繊維がボロボロと出ているのは見た目があまり良くありません。外に洗濯物を干す場合などはみっともなくて躊躇するレベルです。

また、長く使っているタオルはどうしてもカビが繁殖しやすくなります。わたしはタオルにカビ臭が出るたびにバケツに塩化ベンザルコニウムを薄めた液を入れてつけ置き洗いします。

 

今までに酸素系漂白剤など色々試しましたが、この塩化ベンザルコニウム(オスバン)がカビ臭には一番効きます。

意を決してバスタオル買い替えへ

さて、14年使ったバスタオルですが、ここで完全に諦めて新しいタオルに買い換えることを決意しました。

どんなバスタオルにしようかな〜、と悩んだのですが結局大好きな無印良品のバスタオルにすることにしました。


 
決め手となったのは、無印良品のバスタオルには大きさが2種類、厚さが3種類あり自分の好みのものが選べるようになっている点です。

同じ色のタオルでも

厚手/中厚手/薄手
バスタオル/スモールバスタオル

とライフスタイルや好みによって選べるのです。

わたしの場合、バスタオルは薄いほうが乾きが早くて好きです。また、女性ということもありそんなに風呂上がりに拭く面積が広くないこともあり、サイズ的には「スモールバスタオル」で充分です。

というわけで、「オーガニックコットン混しなやかスモールバスタオル・薄手/ブラウン」を購入しました。

久々の新品バスタオルの使い心地は…

さて、買ってきたバスタオルを洗濯し、いよいよ風呂上がりに実際に使ってみました。

薄手を選びましたが、水分吸収も素早くて申し分ないです。

触り心地はさすがに新品のバスタオルなのでまだまだ肌に馴染むとはいかず多少のよそよそしさを感じますが、新品は新品で悪くないかもしれません。

しかもわたしは無印信者なので「ああ…わたし今無印のバスタオルで体を拭いてるんだ…」と思うだけで精神的充足感がハンパないです。

これから洗濯を重ねて行くことでわたしオリジナルの無印バスタオルに変化していくハズなので、タオルのエイジングが楽しみです。

この新しい無印良品のバスタオルも14年は使い倒したいです。

14年使ってお役御免となった古いほうのバスタオルは、ウエスにして最後に靴磨きにでも使おうと思います。



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