エケベリアの一種・アガボイデスはわたしが初めて買った多肉植物です。
買ってすぐに子株が出てきたので、子株を取って株分けして挿し芽で育ててみました。
9か月間の成長記録を、写真とともにお届けします。
2017年12月・購入
このエケベリアを購入したのは2017年12月。近所のホームセンターの多肉植物売り場で買いました。購入時の直径は13㎝ぐらい。
当時、飼っていた犬が亡くなって「面倒を見る対象」を失っていたわたしは多肉植物を育てることでその心のすき間を埋めようとしていたようです。
上の写真は買ってすぐのアガボイデスです。赤い丸で囲んだ部分に、買った当初から子株がついていました。
買ったのが冬だったこともあり、室内での管理です。
2018年1月・成長した子株を切り離して挿し芽に
ホームセンターの多肉植物売り場は、雨風は当たらないようになっていましたが半屋外のような場所でした。
そこから突然わたしの部屋の中に来たアガボイデス。日中は暖房であたたかいため、春になったのだと勘違いしてしまったのかもしれません。
子株がニョキニョキ勢いよく伸びてきました。
そこで、子株を切り離して挿し木にするため、空中発根させることにしました。
上の写真が、切り離した子株です。
今だったら1月に挿し木を始めたりしないのですが、この時は初めての多肉植物だったこともあり、真冬に子株を切り離してはいけないということを知らなかったのです。
真冬の挿し木、どのように成長していくのでしょうか。
2018年2月・挿し芽から1か月・発根せず
エケベリアの子株を取り分けて空中発根チャレンジを開始してから1か月が経過しました。
しかし時は2月。まったく根っこが出てくる気配はありません。
季節が冬のため、うんともすんとも言いませんが、とりあえず土に挿して様子を見てみることにしました。
2018年4月・挿し芽から3か月・発根!
子株を親株から切り離して3か月。季節は変わって春になりました。
春はエケベリアの成長期。発根を期待したいところですが、上の写真のとおり子株はシワシワになってしまっています。
「これはもうダメかな~?」と思って捨てるために土から引っこ抜いたその時・・・
根っこが数ミリ生えていました!
当然捨てるのはやめて、土のトレーに戻しておくことにしました。
2018年5月・挿し芽から4か月・黒ポットに植え替え→寄せ植えの一員に昇格!
5月になり、植物の植え替えシーズンが到来しました。
土のトレーに置いていたエケベリアは、上の写真のように一時期のシワシワ状態とは変わってピンとハリが出てきていい感じです。
一方、根っこのほうはそれほど成長しておらず、せいぜい数ミリ伸びた程度でした。
ここで、トレーから黒ポットに植え替えてやることにしました。上の写真の赤丸で囲ったのがアガボイデス。それ以外はエケベリア・ブラックプリンスです。
黒ポットに入れてからの成長は早く、約20日ほどで上の写真の状態まで根が張りました。
5月下旬、エケベリアの子株は晴れて寄せ植えの一員として屋外デビューしました。
2018年6月・挿し芽から5か月・寄せ植えに馴染む
最初に子株を切り離してから5か月。屋外の寄せ植えに入れてから1か月後のエケベリアの様子です。
4月のシワシワ具合からは想像もつかないほどツヤツヤになり、外の環境になじんでいます。
2018年7月・挿し芽から6か月・寄せ植えの中で成長中
6月から7月で、そんなに変化は見られません。強いて言えば、少しだけ背が高くなったような感じがします。
2018年9月・挿し芽から8か月・夏の間に大きくなりました!
8月はあまりにも暑かったので写真を撮っていませんでした。9月の写真を見ると、しっかりと背が伸びていることがわかります。
左右に生えている虹の玉と背格好が似ていて同化しちゃっていますね。葉っぱが尖っているのがアガボイデスです。
多肉の寄せ植え鉢全体の様子です。ブラックプリンスと虹の玉の勢いに押され気味ですが、がんばっています!
おわりに
多肉に関する知識が何もないまま真冬に挿し木を始めてしまいましたが、春になって無事成長開始。その後夏になってさらに屋外で成長することができました。
今後秋・冬とどういう経過をたどっていくか、また続報があり次第この記事を更新していきたいと思います!