わたしは書店店頭のいちばん目立つ場所にある売れ線の本をチェックするのが好きです。
ある日本屋さんでこの本の表紙が目に止まりました。
自分の読書をより効率化する方法がわかるかもしれない、と思って序文と目次をパラパラと見て、役に立ちそうだったので買うことに決めました。
ただし、本は読みたいけど荷物は増やしたくないので家に帰ってからKindleでの購入です。本屋さんごめんなさい。
どんな内容の本なのか
この本では「30分で同じ本を3回読む」高速読書法が紹介されています。
従来の眼筋を鍛えたりする速読法は本の内容を覚えていられないばかりでなく、科学的にも根拠がないことが近年明らかになっているそうです。
それに対し筆者が提唱する高速読書では、
「へぇ〜」と思った部分
目次とあとがきは読まない
目次の内容はすべて本文に書かれているため目次は読まない、というのは目からウロコでした。今までの読書の常識だと、まず目次を読んで本の全体像を把握しましょう、というのが基本でした。
今までわたしも律儀に目次を読んでいましたが、そういえば目次の内容を本を読んでいる最中に思い出して「今自分は全体の中でこの辺にいるな」といったふうに活用したことは一度もありませんでした。
あとがきについても、従来の読書法では絶対読むべきと定義されているセクションです。
でも、あとがきの内容も本文の要約みたいなものです。
それと「誰々に感謝〜」みたいなものは読むだけ時間の無駄です。
目次とあとがきを読まないというメソッドは自分の読書に取り入れる価値があると感じました。
漢字中心に読む
日本語は漢字に情報量がギュッと濃縮されており、ひらがなはその補足のようなものです。
そのため、意識的に漢字を優先的に捉えて読み進むと読むスピードが爆速になるそうです。
ただし、逆説の接続詞と理由を述べる接続詞だけはひらがなの中でも重要な意味を持ちます。
「ところが」とか「つまり」などの重要なひらがなだけは目で拾ったほうがよいとのこと。
これも納得できる話だったので早速実践したいと思います。
1回目を15分で読み終えて2回目を10分で読む
先に触れたようなテクニックを用いて1回目を15分で読んだら(200ページの本を想定)、時間と場所を変えて2回目を10分で読むのが筆者のやり方です。
1回目に読むときに重要なページの端を折っておき(ドッグイヤー)、2回目はそこを中心に読むのです。
わたしはほとんどの本をKindleで読むので物理的なドッグイヤーは出来ませんが、Kindleアプリのブックマーク機能やマーカー機能でこれを代用できます。
2回目に読むときは思考力を高める効果のある青色でメモを取りながら読むことを筆者は勧めています。
Kindle内にもメモ機能がありますが、わたしは別のメモアプリにメモを取りながらの読書のほうが向いていると感じます。
読む価値があると判断した本だけ3回目へ
筆者は3回目の読書ではアウトプットをノートにまとめることを推奨しています。
ここは、わたしの場合はブログへのアウトプットプロセスが当てはまりそうです。
ブログに書いて残しておく価値があると思った本については、自分の記憶に残しておく目的と皆さんに内容を紹介する目的で記事にします。
おわりに
この記事で紹介しきれなかったテクニックもこの本にはたくさん乗っています。
もっと本を効率的に読んで人生を改善していきたい人にはオススメしたい本です。